8: 詳しい情報
Linuxカーネルの開発やその関連トピックについての情報源は非常に多くあります。これらのうち、まず一番に読むべきはカーネル・ソースのディストリビューションに含まれるdocumentationディレクトリです。最上位レベルの「HOWTO」ファイルは重要なスタート・ポイントで、またSubmittingPatchesとSubmittingDriversもすべてのカーネル開発者が読むべき内容です。多くの内部APIはkerneldocのメカニズムで文書化されています。またこれらのドキュメントをHTMLやPDFのフォーマットで作成する場合、それぞれ「make htmldocs」と「make pdfdocs」が使えます(ただし、一部のディストリビューションで配布されているTeXのバージョンは内部の制限にかかり、ドキュメントの処理が適切に行われません)。
カーネル開発については、様々なWebサイトで、あらゆるレベルの詳しさで議論されています。筆者としては、http://lwn.net/ をひとつのソースとして謙虚に推薦したいと思います。また多くの具体的なカーネルの話題に関する情報は、以下のサイトにあるLWN kernel indexで見つけることができます。
さらに、カーネル開発者にとって価値のあるリソースが以下の場所にあります。
linux-next ツリーに関する情報は以下のサイトに集められています。
http://linux.f-seidel.de/linux-next/pmwiki/
また、当然ながら、カーネルのリリース情報について最も信頼できるhttp://kernel.org/ を忘れるわけにはいきません。
カーネル開発に関する本は以下のものを含め多数あります。
Linux Device Drivers, 3rd Edition (Jonathan Corbet, Alessandro Rubini, Greg Kroah-Hartman)、オンライン公開中(http://lwn.net/Kernel/LDD3/ )
Linux Kernel Development (Robert Love)
Understanding the Linux Kernel (Danial Bovet and Marco Cesati)
ただし、これらの本には共通の問題があります。それは、書店の店頭に出る頃には既に内容が多少古くなってしまう傾向があるということで、また既に発行からある程度の期間が経過しています。とは言うものの、これらの本には価値のある情報が多く含まれています。
git のドキュメンテーションは以下のサイトにあります。
http://www.kernel.org/pub/software/scm/git/docs/
http://www.kernel.org/pub/software/scm/git/docs/user-manual.html



